バカラの基本ルールとバンカー有利の正体

バカラは、バンカーとプレイヤーの対戦を基本としています。バンカーかプレイヤーのどちらが勝つか、またはタイ(引き分け)かを予想し、賭けをします。それぞれの手札の合計点が9に近い方が勝者というシンプルなゲームです。

ゲームが始まると、バンカーとプレイヤーに2枚ずつのカードが配られます。手札の合計が9に近い方が勝利となりますが、特定の条件下では3枚目のカードが追加されることもあります。
この条件やルールを覚えることで勝率も上がるので覚えておいた方が良いでしょう。
3枚目が追加されないケースとしては、バンカーとプレイヤーのどちらか、または両方の手札合計が8か9の場合です。これを「ナチュラル」と言い、3枚目の追加カード無く勝負が決まります。3枚目が引かれる場合は手札合計が8か9以外で決まったルールの基で追加されるかどうかが決まります。この時のプレイヤーの3枚合計によってバンカーは引かずに勝利確定する場合があります。そのためバカラではバンカーの勝率が若干高くなっています。

それだったらずっとバンカーに賭けていたら良いのでは?と思う方もおられるでしょう。答えは「ハイ」であり、「どちらとも言えない」という2つの答えになります。理由は、バカラの配当にあります。
プレイヤーに1ドル賭けて勝利した場合は2ドルになります。単純に倍の配当です。ところがバンカーに賭けて勝利した場合は1ドルが1.95ドルになります。これはバンカーコミッションと言いカジノ側に5%の手数料を取られるシステムです。「バンカーの方が勝ちやすいので手数料を貰うよ」という感じだとわかりやすいでしょうか。この手数料があるので「どちらとも言えない」という答えになります。
ですがそれを踏まえても、バカラは少しバンカー有利となっています。バカラの勝率は、プレイヤーの勝率が44.62%、バンカーの勝率が45.86%、タイが9.52%となっています。これに手数料を引いた還元率を計算します。するとプレイヤーの還元率は約98.76%でバンカーの還元率が約98.95%。タイの還元率が約85.68%になります。バンカーの還元率がプレイヤーと比べると約0.2%上回るので「ハイ」の答えになるということです。また、タイの配当は9倍ですが、勝率が低いためリスクが高い賭け方とされています。
バカラのルールや還元率を知っておくことで基本の勝率が間違いなく上がります。数字は覚えなくて大丈夫ですが、なんとなくバンカーが有利でタイは損をしやすいと覚えておきましょう。

バカラの楽しみ方の1つスクイーズ

スクイーズ

カジノには実際に現地に訪れてプレイするランドカジノと、インターネットからアクセスするオンラインカジノがあります。どちらのカジノでもバカラはトップクラスの人気で楽しまれています。オンラインカジノのバカラにはビデオバカラとライブバカラがあり、最近はライブバカラが人気になっています。初心者の頃はルールの把握やスピードになれるためにビデオバカラでプレイする人が多いですが、慣れてきたらライブバカラに移動する人も増えてきます。

バカラの楽しさはシンプルなゲーム性とバンカーかプレイヤーのどちらが勝つかの瞬間の緊張感や興奮を楽しむ方がほとんどでしょう。ですが、バカラの楽しみ方にはもう一つあります。それが「スクイーズ(絞り)」です。これはランドカジノやビデオバカラではお馴染みの行為で、自分が賭けた方のカードを少しずつ縦絞りや横絞りをしてカードを確認するものです。これにより期待感や緊張感がよりあふれるゲームに変わります。

ライブバカラではリアルタイムで視聴できるもののカードにさわることはできないので、スクイーズはできませんでした。
ところが「バカラスクイーズ」や「バカラコントロールスクイーズ」というゲームではスクイーズが行えるのです。「バカラスクイーズ」は最も一般的なオンラインバカラのスクイーズバリエーションで、ディーラーがカードを縦絞りや横絞りをする独特の演出があり、プレイヤーに臨場感を提供してくれます。通常のバカラに比べ、よりドラマチックで興奮が味わえるのがポイントです。
「バカラコントロールスクイーズ」は、一部のオンラインカジノでプレイできる特別なスクイーズゲームです。プレイヤー自らカードをめくることができ、ディーラーが行うスクイーズとは異なる臨場感を楽しめます。画面の両端に表示されたプレイヤーとバンカーのカードを、マウスやフリックでめくることが可能で、ここまで技術が進むと本当にランドカジノでプレイしているようです。

スクイーズは、カードをめくる際にその過程を楽しみます。カードのめくり方にルールはなく、普通にめくるだけでも問題ありません。絞る場合、絞る方向も自由で、縦・横・斜め方向でも問題ありません。次にスクイーズの見方を説明していきましょう。

スクイーズ2 ・縦絞り
足(「2」・「3」)、絵(ピクチャー、コン)、エース(「A」)の有無を確認します。縦絞りから始めた場合、絵札やAが確認できたらマークが確定するのですぐにめくってしまいましょう。

・横絞り
足がある場合、サイド(横絞り)も確認します。ノーサイド(モーピン)、「A」・「2」・「3」。ツーサイド(リャンピン)、「4」・「5」。スリーサイド(サンピン)、「6」・「7」・「8」。フォーサイド(セイピン)、「9」・「10」

・スリーサイドの確認
ナチュラル「8・9」の可能性がある場合、描かれたマークの向きが重要になります。同じ向きの間にマークがない場合、「6」のカードで確定。逆向きの間にマークがある場合、「8」のカードで確定。

以上がスクイーズでのカードの見方になります。スクイーズはバカラに新たな要素を加え、プレイヤーに興奮と期待感を与えてくれますので是非スクイーズを体験してみてください。ただし、スクイーズのあるバカラでプレイする場合は1ゲームに時間がかかります。ゲームの回数を楽しみたい方には不向きなゲームです。スピーディーなゲームが楽しみたい方は、スピードバカラやドラゴンタイガーがおすすめです。

オンラインカジノではさまざまな楽しみ方が増えています。その臨場感あふれる雰囲気を楽しんでみてください。バカラの世界がより一層広がることでしょう。

スクイーズ2